一巻に足りなかった音楽性を凝縮!
アーバン教本というと、基礎練の助け・楽器演奏者の道しるべ、として非常に有名ですが、同時に、音楽性に乏しく、やっていてもすぐ飽きて、挫折してしまう教本としても有名(?)です。そんな方にオススメなのがこの第二巻で、フレージング練習、デュエット練習等、音楽性に富んだ曲集が、奏者の音楽性を一段と伸ばすために、ふんだんに盛り込まれております。 特徴的練習曲集や、有名なヴェニスの謝肉祭や、チロルの歌等を始めとする変奏曲集の、譜面の黒さに呆気にとられ、購入を踏みとどまる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはそれ、上達するまで放っておいて、前半だけを用いれば問題ありません(笑 表現力を豊かにする為には音楽性に富んだ曲の練習が必須だと思いますし、しっかりとしたアンサンブルを作るには、しっかりとした構成のアンサンブル曲の練習が必須でしょう。 ――そのどちらもが、この一冊に詰め込まれているのです。 第一巻が土台をしっかりつくる、「基礎」の教本なら、この第二巻はさしずめ「表現」の教本です。 「応用」は「基礎」がなっていないといけませんが、「表現」は「基礎」と並んで重要な物です。 是非、この教本を通して「表現」の上手い奏者になって下さい。
1巻がキライなヒトにもおすすめ!
有名なアーバン教本ですが、なぜ皆さん2巻を買わないのでしょう!?これは1巻のつづきではありますが、1巻を修了してから購入するものではありません。 ピアノ教本は指の練習のために1冊、曲の練習のために1冊と、二冊併用する(ハノンとソナチネなど)のが普通ですが、これも同じく「曲集」で知っているメロディーがたくさん載っています。TP吹きは必ずレコーディングする有名な「ベニスの夜」も後半に掲載されていて(NO11)楽譜を見ながらモーリスアンドレさん等の演奏を聞くのもタメになりますヨ! かんたんなデュエット曲もたくさんのっていて友達と楽しく練習できます。 この本のいくつかの曲だけでリサイタルが開けるくらい充実した内容です。 いちおし!
全音楽譜出版社
アーバン金管教本(1) アーバン金管教本(3) 朝練 トランペット 毎日の基礎練習30分 藤井完 著 (毎日の基礎練習30分) トランペット・コルネット教則本 中山冨士雄 著 (全音吹奏楽器教本 (5)) 金管演奏の原理―クラウド・ゴードンによる自然科学的解明
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